晩夏の読書

セミの鳴き声も弱弱しくなり、日の沈むのも早くなって晩夏のころとなった。
広島など西日本の集中ゲリラ雨の気象が関東にも伸びてきて、当地ではそれほどの大雨ではないが雨模様となって気温が一気に下がって最高気温も25,6度となった。
猛暑が途切れて暑気ならぬ寒気が入って一気に秋が来たような天候となった。
063.gif銀泉 148号平成26年8月号
毎年2回発行され自宅配布されるOB会の会誌を懐かしくかつ楽しんで読んだ。
かつて一緒に仕事をしたり職場を同じくした、石井定爾さん、内田二三夫さん、市原秀明さん、江尻康幸さん、
須藤一雄さん坪倉喬男さんの近況がよくわかって、懐かしく手記を読ませてもらった。
また今年めでたい賀寿を迎えられた人に、白寿(99歳) 3人、米寿88歳 83人、傘寿80歳 255人、喜寿77歳210人、古稀70歳 277人がおられるそうだ。
米寿の方の投稿もあり、上坂さんという方はまだ車を運転されてるとか,色々な病を克服した闘病記もあり、色々参考に読ませてもらった。
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063.gif霖雨  
大好きな時代小説作家 葉室麟の作品で薬園台公民館で借りた。
江戸時代の儒学者広瀬淡窓にかんする小説というよりノンフィクションの歴史書ともいうべき書だ。

最初は葉室の小説にしては面白くないと思いながらも読み終えていた。学者が世の停滞を嘆いて社会の改革を進めるには大塩平八郎のような過激な行動に移すやり方よりも、霖雨のごとく人々の心を目覚めさせる教育から進めるやり方をとるべきだという。
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049.gif石原慎太郎「太陽の季節」
慎太郎が一ツ橋在学中の昭和30年に発表した作品で翌年芥川賞受賞した作品。
古書店で買った石原慎太郎集に収録されている「青年の樹」を3月に読んでいて、この作品は読んでなかったのでよんでみた。
昭和30年といえば自分はまだ中学生のころで、その後も読む機会がないままだった。
「青年の樹」と同様にただただあのころが懐かしいばかりだった。
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062.gif「私がしたことは殺人ですか?」須田セツ子
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医師の元川崎協同病院呼吸器内科部長だった著者の本を公民館の図書室の本棚をぶらぶら見ながら物色していて、この衝撃的な題名に興味をひかれて借り出した。

重篤な喘息患者の延命措置を中止した医療行為が訴訟となった事件で、その事件内容、訴訟で問われたことなど被告本人が医者として書いたもの。
延命措置や安楽死など医療の重たい問題が提起されておる。
この事件は最高裁で有罪とされたが、著者は医師としての良心をこの本で述べており、借りてから一気に読み終えた。
by masayosi-oouchi | 2014-08-28 12:27 | 読書 | Comments(0)

遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子供の声聞けば わが身さえこそ揺るがるれ(梁塵秘抄) since2004 


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