送り火

京都は五山の送り火、東京は神宮花火大会
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あちらに送った肉親兄弟はすでに7人になる。
お盆の時期になると目にするもの、耳に聞くものすべてに、ああ!あのセミのなく音はさかえ兄ではなかろうかとか、蝶が花に舞う姿を目にすれば、ああ!あれはしずこ姉さんではなかろうかと想ったりする。

殊にしずこ姉さんはまだ1年ばかりなので、殊の外未練が残っていて、心を澄ませば姿が浮かんできて思いが募るのである。
その姉さんらも盆が終わって今日にはあちらに帰っていくことだろうが、また来年もきっと待ってるよと送りたい。

040.gif学君から
そのしずこ姉さんの初盆にとお墓を守る息子のまなぶ君にはお供え物を送った。
そのお返しの品に「私は母の子供で幸せでした。もっともっと親孝行したかったが残念です」の添え書きがしたためてあった。
今はまなぶ君がやや痴呆症を患う父親を引き取って一緒に暮らしてくれている。
義兄はまだ足腰は丈夫なようで自分のことは自分でできてるそうだ。
まなぶ君の親孝行に感謝している。

072.gif全国戦没者追悼式
69年目となる政府主催の追悼式が昨日行われた。
幸いなことにも、わが兄弟両親誰一人戦争で命を亡くしたものはいない。
長兄と次兄は徴兵されたが、二人からは戦争のことは何も聞かされたことはない。
両親の話では直接戦地に赴くことなく、長兄は広島宇品で、次兄は朝鮮で終戦を迎えたと聞いている。

今年の追悼式には100歳になる陸軍兵士の妻が参列したそうだ。台湾に移住したが民間人の夫は職場で徴用されたまま一度も家に帰らず、戦地で死んだが遺骨も帰らなかったそうだ。
追悼式の首相式辞では近隣諸国への加害への謝罪の言葉が昨年に続き今年もなかったとのことだが、戦没者を慰霊するとともに戦争で被害を受けた国内外の人に謝罪することは、何年たっても必要なことだと思う。
同じ敗戦国のドイツが近隣諸国とうまくやってるのはこうしたことに気を配り、それを相手国が好意的に受け入れているからだろう。ドイツの終戦記念日の政治家トップのメッセージがどういう内容か調べてみたい。
こうした政府主催の追悼式というのはいったいいつまでやるんだろうか?
政府が追悼式に参列を呼びかける人というのは戦没軍人軍属の遺族だろうが、何代までも続けるのだろうか?また何代も後の遺族が果たしてこうした追悼式に進んで参列するものだろうか?
by masayosi-oouchi | 2014-08-16 15:38 | おくりびと | Comments(0)

遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子供の声聞けば わが身さえこそ揺るがるれ(梁塵秘抄) since2004 


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